転職でストレスを感じた時の対処法7選!9つの原因も解説

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「転職活動でなかなか内定がもらえずもう疲れた」「転職したけど転職先でストレスが溜まっている」などの悩みを持つ人は多いです。

私は人事担当として3つの会社で合計30年間働き、転職のストレスを抱える人の相談に何十回も乗ってきました。

この記事では、私が悩みを抱える人と接してきたからこそわかった、転職時のストレスの原因と対処法を解説します。記事を読むことでストレスを解消できて、快適に働けるようになります。最後まで読んでぜひ参考にしてください。

目次

転職のストレスへのおすすめ対処法7選

転職でストレスを抱える人の中には、対処法がわからず解消できないケースが多くあります。ストレスとは心や体に負荷がかかりゆがみが生じている状態で、ストレスを抱えすぎると不眠や抑うつ、肌荒れなどさまざまな症状が現れる原因になります。

私が実際に相談を受けた際にアドバイスしたものの中から、実践しやすく効果が出やすいおすすめの対処法を7つ紹介します。ぜひやってみてください。

  • 活動を休んで気分転換する
  • 他人と比較しない
  • 小さい目標と達成時のご褒美を設定する
  • 明るい未来を想像する
  • 相談できる人を見つける
  • 成功した人の話を聞く
  • 転職活動を見直す

1. 活動を休んで気分転換する

転職活動のことばかりを考え、休みの日も頭から離れないという場合は、思い切って活動を休む日を作りましょう。リフレッシュすることで頭がリセットされ、新たな気持ちで望めるようになります。

「ストレス発散になった」という声がもっとも多かったのは、次の3つです。

  • 体を動かす
  • 笑う
  • 声を出す

具体的には、スポーツをすることやお笑い番組を見る、カラオケで歌うなどです。これらの行動はストレスを解消させるためのホルモンが分泌され、心を安定させると言われています。

自分の趣味や音楽鑑賞、映画鑑賞などリラックスできることなら何でも構いません。ストレスを感じたら一旦転職活動のことは忘れて気分転換することが大事です。

まつお

私が相談を受けた人の中には、気分転換に旅行に行き、帰ってきてからすぐに転職先が決まったという人もいました。

2. 他人と比較しない

人はどうしても他人と自分を比べがちです。たとえば、SNSなどで転職に成功した人の発言ばかりをみていると、自分とのギャップを感じて自己嫌悪に陥りやすくなってしまいます。このように、誰かと比べてしまうと自分が相手よりも劣っている点ばかりが目につくため、引け目を感じやすくなるのです。

自己嫌悪が続くと心が疲れてしまうので「自分は自分、他人は他人」と割り切って、自分がどうありたいかを考えてみましょう。比べる対象がなくなることでずいぶん楽になります。

3. 小さい目標と達成時のご褒美を設定する

小さな成功体験を積み重ねることもストレス解消法のひとつです。具体的には「転職活動を成功させる」という大きな目標ではなく、ステップごとに目標を決めて達成していくことが重要です。人は成功体験や達成感を味わうことで、また頑張りたいという気持ちになる傾向があります。

たとえば「応募先を見つける」「3社に応募する」など目標を小さくして、達成するごとに自分にご褒美をあげるとよいでしょう。「ここまで達成したら美味しいものを食べる」や「次は欲しいものを買うためにここまでやる」などの目的があれば、モチベーションが上がりやすくなります

4. 明るい未来を想像する

過去は変えられませんが、未来は自分の行動次第で変わります。人は初めての体験や環境が変わると失敗を恐れてマイナスのことばかり想像しがちです。たとえば「上手くいかなかったらどうしよう」とか「知らない人ばかりで不安だ」などと考えてしまいます。

しかし、転職先でマネージャーとして活躍している姿を想像するなど、明るい未来を想像するとポジティブな考えになり、前向きに行動しやすくなるのです。ポジティブ思考が前向きな行動に変わるので、マイナスばかり考えず明るい未来を想像しましょう。

まつお

相談者の中には未来を想像するのが苦手なので、自己啓発本を読んでポジティブ思考に変わったという人もいました。

5. 相談できる人を見つける

ストレスをためやすい人は、ひとりで悩むことが多い傾向があります。私が相談を受けたほとんどの人が「相談できる人がいない」という悩みを抱えていました。誰かに話すだけでもスッキリしますし、アドバイスをもらえることもあるため、相談できる人は大切です。

相談相手は身近な家族や友人でもよいでしょう。できれば同じ悩みを抱えている相手が好ましいので、SNSの相談窓口やコミュニティで相談するのも良い方法です。誰かに相談して客観的なアドバイスをもらえば、自分の考えを整理できる効果もあります。

6. 成功した人の話を聞く

ストレスを感じた時は転職に成功した人に話を聞くのも有効です。同じ経験をした人からの話を聞くことで、どのように乗り越えたのかがわかります。また、成功した人のサクセスストーリーから刺激を受けて、モチベーションが向上するでしょう。

実際に成功した人の話はリアルで説得力があります。ストレスを乗り越え転職に成功するまでの過程を知ることで、自分も乗り越えられるという自信が生まれるかもしれません。このように、成功体験を参考にすると、自身の転職活動にプラスの影響があります。

7. 転職活動を見直す

転職活動は思い通りに進まない場合も多くあります。活動が長引くことでストレスを感じるケースも少なくありません。応募したい求人が見つからなかったり、書類選考に通らないことが続いたりするときは、活動の手法に問題がある可能性があります。そのような時は転職活動の方法を見直してみましょう。

たとえば、求人サイトだけを利用しているのであれば、ハローワークやSNS、転職エージェントなどを利用して応募ルートを増やすと効果的です。また、志望動機や自己アピールが応募企業とマッチしていない可能性もあるので、応募文を見直しましょう。ちょっとした工夫やコツで通過率が上がる可能性があります

まつお

私が採用担当として履歴書を見る時に、最も注意深く見ている項目は志望動機でした。

転職活動中のストレスの原因5選

転職活動はうまくいくことばかりではありません。そのため、どうしてもストレスが溜まってしまいます。転職活動中のストレスの原因は人によってさまざまですが、私が相談を受けた中で最も多かったのが次の5つです。当てはまる項目がない人も、知らず知らずのうちにたまっていく可能性があるので注意してください。

  • 忙しくて仕事との両立がむずかしいリスト
  • 不採用通知が続き自信がなくなるリスト
  • 転職活動で出費がかさむ
  • 応募したい企業がみつからない
  • 周囲にバレないように気をつかう

1. 忙しくて仕事との両立がむずかしい

在職中の転職活動は時間に追われることでストレスがかかることがあります。たとえば、仕事の合間に転職先の情報収集や面接対策をすれば、休みが削られます。中には、お昼休みや休日も常に転職のことを考えて、気持ちの余裕がなくなる人もいるでしょう。

このように、忙しくて休息時間が削られると疲れがたまりやすくなります。仕事との両立がむずかしくなると、ストレスを感じやすくなるでしょう。

2. 不採用通知が続き自信がなくなる

不採用が続くと、また新たに別の転職先を探して企業研究からやり直さなければなりません。また、採用されなかったらどうしても落ち込んでしまいがちです。そして、だんだん不安になり自信喪失になる人もいます。

転職先が決まらないまま活動期間が長引くと「このままずっと転職先が見つからないのではないか」と思うかもしれません。すでに退職が決まっている人の場合は焦りも重なり、さらに自信喪失になる傾向が高くなります。このような状況がストレスの原因になるのです。

3. 転職活動で出費がかさむ

転職活動は履歴書代や面接へ行くための交通費、場合によってはスーツの購入費やクリーニング代などのお金がかかります。1回の費用はわずかでも、長引いて出費がかさむと負担になることが少なくありません。

とくに、会社を辞めている場合は収入がないため、さらに負担感が増すでしょう。

4. 応募したい企業がみつからない

求人を探しても自分に合う企業がなかなか見つからず、応募できないこともストレスの原因になります。たとえば、スカウトサービスに登録したがオファーが来ないことや、求人サイトでも希望に合う求人が見つからないことは珍しくありません。

求人が見つからず応募ができないと、焦りやモチベーションの低下につながります。

5. 周囲にバレないように気をつかう

仕事をしながら転職活動をする人は、転職するつもりであることを内緒にしているケースが多くあります。日頃お世話になっている上司や、一緒に仕事をしている同僚にはなかなか言い出せないものです。

私も転職の経験がありますが、ギリギリまで誰にも言えませんでした。転職は決して悪いことではないのですが、仲間を裏切っているような気がして後ろめたさを感じたのです。そのため、絶対にバレないように気をつかいました。これが長く続くとストレスに感じてしまう人もいます。おそらく、同じような気持ちになる人は多いでしょう。

転職後のストレスの原因4選

ストレスを感じるのは転職活動中だけではありません。転職後にも環境の変化からストレスを感じることがあります。私も採用して間もない従業員から何度も相談を受けました。相談内容が多かったストレスの原因を4つ紹介します。

  • コミュニケーションがとれないスト
  • 仕事に慣れない
  • 社風や雰囲気があわない
  • ワークライフバランスがとれない

1. コミュニケーションがとれない

最も多い原因は人間関係です。職場の人間関係に悩む人は本当に多く、退職につながります。よくあるケースは相手のことをまだよく知らないため質問しづらいことや、誤解が生じて関係が悪化することを気にして消極的になってしまうなどです。

ある程度の時間が経てば自然とコミュニケーションがとれるようになりますが、内向的な性格の人であるほど、時間がかかる傾向があります。一緒にお昼を食べるなどコミュニケーションの機会を増やし、信頼関係を構築することから始めてみましょう。

まつお

私が相談を受けた社員の多くは、コミュニケーションがとれるようになるまでに3か月くらいかかったという人が多かったです。

2. 仕事に慣れない

入社してしばらくはこれまでと違う仕事の進め方に慣れず、ストレスを感じる人も多くいます。仕事に慣れてくれば、自分なりにやり方を工夫することもできるでしょう。まずは仕事を覚えて安心して任せてもらえるようになることです。

わからないことはすぐに確認し、迷ったら相談するなどしながら進めると早く習得できます。仕事を理解できると信頼や達成感を得ることができるため、ストレスも軽減していくでしょう。

3. 社風や雰囲気があわない

社風は企業によってさまざまで、求人や会社情報からは判断しにくいことがほとんどです。そのため、入社してから「想像していたのと違う」と感じることも少なくありません。社風や職場の雰囲気が合わないまま仕事を続けるとストレスになります

このようなときは、どの部分がストレスになっているのかを分析してポジティブな考え方に変えるのも良い方法です。パワハラやコンプライアンスを無視しているなど、問題のある企業体質でなければ、考えを変えることでストレスに感じなくなることもあるでしょう。

まつお

私は社長が何でも決めてしまうことに不満を感じつつも、意思決定が早いことの裏返しだと思うようにしていました。

4. ワークライフバランスがとれない

転職によって通勤時間や勤務時間が変われば、生活スタイルも変更を迫られます。転職したばかりの頃は仕事に慣れないため、時間がかかり残業が多くなってしまうこともあるでしょう。このように、転職後にワークライフバランスがとれないことにストレスを感じて、転職したことを後悔するケースもあります。

このようなストレスを抱えないためには、遠慮せず上司や同僚に助けを求めましょう。新人なのでわからないことがあるのは当たり前だと、周りは思っています。逆に、聞かなければ理解できているものだと思われてしまうのです。

慣れないうちは積極的にアドバイスや指導を受けましょう

転職でストレスを感じたら早めに相談しましょう

在職中であっても転職後であっても、ストレスを感じたら誰かに相談することが重要です。誰かに話を聞いてもらうことで気持ちが落ち着き、ストレスを和らげられます。そのため、ひとりでもよいので悩みを話せる人を作っておくと良いでしょう。

プライベートなことなので知り合いには相談しづらい人は転職エージェントに登録して、コンサルタントに相談してみることをおすすめします。

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応募書類の作成や面接対策、転職先との面談や入社日の調整なども行ってくれるため、ストレスの緩和につながります。

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