リクルートの契約社員に興味があるけど、難しいのかなぁ
そもそも、何年の契約なの?
では、詳しく説明しますね。
リクルートの契約社員は、3年間の手厚いサポートを受けながら、営業経験を積める採用制度を利用した働き方です。
教育が徹底しており、3年後には様々な方面で活躍ができるため、転職市場でもその経験が大きく評価されています。
具体的には「ホットペッパーグルメ」もしくは「ホットペッパービューティー」の営業として、広告企画や集客、業績アップの支援を行い、3年後にはキャリアアップ支援金として100万円支給されるのが特徴です。
この記事では、人気の高いリクルート契約社員の魅力と、面接に受かるコツを紹介します。
リクルート契約社員の魅力
リクルート契約社員は、恵まれた待遇の中で多くの成長機会を得られるのが特徴です。
主な魅力として次のようなものが挙げられます。
- 初年度から高年収
- 年間休日145日
- 営業未経験から挑戦できる
- 卒業後には支援金100万円が支給される
- 手厚いキャリア支援
ひとつずつ解説します。
初年度から高年収
結構、お給料が高いって聞いたけど…
はい、リクルート契約社員は給与水準が高いことでも知られています。
リクルート社員の年収は地域ごとに異なるのが特徴です。
スタート時の年収は以下のようになっています。
地域 | 年収 |
---|---|
関東エリア | 413万円 |
関西・東海エリア | 384万円 |
それ以外のエリア | 359万円 |
初年度から高めに設定してあり、目標達成インセンティブや半期毎のベースアップがあります。
年間休日145日
大手だから休みも多いんでしょ?
年間の休日は145日で、週休に換算すると2.8日です。
わかりやすく言うと、土日祝に加えて、有休とは別に年間15日の休みがあります。
仕事とプライベートのメリハリをつけた働き方ができるため、ワークライフバランスがとりやすいのはとても魅力です。
趣味やスキルアップのための学習に休みを有効活用する人も多くいます。
まとめて休暇を取り、リフレッシュのために旅行に行くのもよいでしょう。
営業未経験から挑戦できる
未経験だけど大丈夫かな?
大丈夫です。
多くの人が未経験からのスタートしています。
リクルート契約社員は学歴や職務不問で挑戦できるため、多くの方が異業種から転職しています。
ポテンシャル重視の採用で、門戸を広げて採用活動をしているのが特徴です。
そのため、営業スキルをさらに磨きたい人や、未経験から営業職としてのキャリアアップを目指す人でも活躍できる環境が整っています。
卒業後には支援金100万円が支給される
契約が満了したらお金がもらえると聞きましたが、どういうこと?
リクルートでは、契約期間が満了することを「卒業」と呼んでいます。
卒業時に支援金として「100万円を支給される」のが大きな魅力です。
あえて「卒業」と呼んでいるのは、3年後のスタートを見据えた働き方だからです。
契約社員にこれだけの退職金(支援金)を支給する企業はないでしょう。
この支援金をもとに卒業後に起業する人も多くいます。
手厚いキャリア支援
3年後に卒業しても、どうしたらいいかわからない…
大丈夫です。
3年後を見越したサポートが入社後から始まります。
リクルートでは、3年後の卒業を見越して「自身が進みたい道とそのために必要な事」を考え、言語化していく研修が用意されています。
これを「キャリアデザイン研修」と呼んでいます。
卒業後に就職したい企業のアドバイスや、卒業生の転職先リストが配布されるなど、手厚いキャリアサポートが受けられるのも特徴です。
このように、卒業後に「自身が進みたい道に進むための全面的なサポート」をしてくれる体制が整っています。
リクルート契約社員卒業後の進路
卒業生の進路はそれぞれですが、終了後に社員としてリクルートに採用される人や、キャリア支援金を資金にして独立する人など様々です。
3年後はみんなどうしてるの?
卒業後の進路は主に4つのパターンがあります。
- 正社員登用
- 他社への転職
- グループ会社への転職
- 起業する
ひとつずつ見ていきましょう。
1. 正社員登用
卒業生の半数近くは、社員登用されSE社員(地域・職種限定正社員)として活躍しています。
SEは職種と勤務地域が限定された正社員のため、転勤がなくライフスタイルを維持しやすいことが特徴です。
契約社員から正社員へはSEで採用されます。
なお、契約満了を待たずにSE社員への登用試験を受けることも可能です。
地域限定だから、住環境が変わらないのが魅力ですね。
2. 他社への転職
リクルート契約社員はひとつのブランド名として定着しており、転職市場において企業からも高い評価を得ています。
- どの業界でも通用する「提案型営業」が身についている
- 自ら考えて動ける
- 研修制度が整っており、ビジネススキルが高い
このように評価され、多くの企業から引き合いがあり、Web/IT、広告、人材などの業界で卒業生が多く活躍しています。
在籍時からスカウトを受けているケースも少なくありません。
リクルート出身者は、多くの企業で活躍していますよ。
3. グループ会社への転職
卒業後はリクルートのグループ会社に転職する人も多くいます。
会社は違っても企業理念や社風が同じなので、働く環境が気に入っている方にとっては働きやすいでしょう。
リクルートグループ内でも評判が高く、卒業生がいる会社も多いため卒業生を狙い撃ちで声をかけることもあります。
グループ内に多くの会社があるので、在職中に見つけておくのも方法です。
4. 起業
リクルートは「人材輩出企業」と呼ばれるほど、卒業して起業する人が多いのも特徴です。
独立する人が多い理由としては以下のことが挙げられます。
- 独立してからの事業展開に必要な「ヒアリング力」や「クリエイティブな発想力」が養われる
- 提案型営業のため「コミュニケーション力」や「スケジューリング力」が鍛えられる
- 数字に関して貪欲であることが求められるため、数値管理能力が身につく
将来起業したい人にとっては、リクルートでの3年間はとても良い環境だと言えます。
とくに、スタートアップ企業には多くの出身者がいます。
リクルート契約社員の面接のコツ
でも、面接は難しいんでしょう?
簡確かに、単ではありませんが、コツをつかみましょう。
リクルートの契約社員は幅広く応募を受け付けています。
魅力的な環境が整っているため、人気が高いこともあり面接の難易度は高めです。
そのため、コツをおさえて面接に望まなければ合格は難しいでしょう。
以下に面接のコツを紹介します。
- リクルート関連の書籍を読む
- 実際にサービスを使ってみる
- 受験する拠点を決める
しっかり準備して面接に臨みましょう。
リクルート関連の書籍を読む
リクルート契約社員は人気が高く応募者も多いのですが、一方で、卒業する前に辞めてしまう人も少なくありません。
企業理解が薄かったために、入社後「こんなはずではなかった」とミスマッチが起こってしまう可能性があります。
応募する前にリクルートについて、しっかり調べておくことが必要です。
そのためには、リクルート関連の書籍を読むことをおすすめします。
卒業生の中には、リクルートを題材にした書籍を出版している人が少なくありません。
本を読んでおけばリクルートの社風や考え方がわかるため、面接での回答や逆質問に役立つこともあります。
最低でも1冊は読んでおきましょう。
実際にサービスを使ってみる
自分がこれから販売しようとしているサービスを体験しておくことは重要です。
面接で聞かれた際も、実際に利用経験があると自分なりの感想を交えて話せるため説得力が増します。
利用したことがなければ、1度は利用しましょう。
自社のサービスをおすすめするには、まず自分で使ってみることが大事です。
受験する拠点を決める
SEは自分が住んでいる地域を選ぶのが一般的ですが、こだわりがなければ「全国可」を選択しましょう。
どこの拠点になるかわからないため希望者が少なく、人手不足が深刻な地方もあるため「全国可」を選んだほうが採用されやすくなる可能性があるためです。
勤務地は全国どこでもいいという人は「全国可」の選択がおすすめです。
新たな土地でチャレンジしてみたい人は「全国可」で応募しましょう。
リクルート契約社員の面接の流れ
面接は何回あるの?
面接は、適性検査も含めて3回あります。
面接は「SPI」と「面接」が3回行われます。
それぞれの内容は次の通りです。
- SPI-3G適性検査
- 0.5次面接
- 1次面接
- 2次面接
難易度が高いため、いかにアピールできるかが重要です。
詳しく解説します。
SPI-3G適性検査
リクルートでは、達成意欲の高い人や持続力のある人のほうが組織風土や仕事に適応しやすい傾向です。
適正の判断にはSPIが活用されています。
「SPI-3G」は基礎能力検査と性格検査で構成され、基礎能力検査では「言語(国語)」と「非言語(数学)」が出題されます。
割と難しいので、対策が必要です。
参考書もあるので、一冊購入して勉強しておくとよいでしょう。
0.5次面接
人事による1:1での面接で、時間は約10分です。
ここでは、営業としての適性が見られています。
「何を言うか」も大事ですが「態度」に気をつけましょう。
特にこれからやろうとしている仕事は営業職なので、目線や話し方、姿勢には注意が必要です。
基本的には次のような質問がされます。
- 職務経歴含めた自己紹介
- 前職/現職を選んだ理由
- 過去の成功体験、失敗体験(なぜ成功/失敗したかの理由)
- 転職理由
- 過去に最も苦労したこと、どのように困難を乗り越えたか
- 志望動機(なぜホットペッパービューティーなのか)
- 3年間でどんな経験を積みたいか
- 3年後どのようなキャリアをイメージしているか
人の印象は8割が第一印象で決まります。
しっかり対策しましょう。
1次面接
グループマネージャーにとの1:1の面接で、時間は約60分です。
面接時間も長くなり、質問に対して深掘りされることも少なくありません。
基本的には次のような質問がされます。
- これまでの仕事の中で最も大変だったことと、どのようにそれを乗り越えたか
- 志望動機(理由)
- 1年後、3年後、10年後はどうなっていたいか
志望動機に関しては、退職理由と一貫性がなければ説得力がありません。
退職理由と志望動機を結びつけた回答を用意しておきましょう。
2次面接
配属先の営業部長との1:1の面接で、時間は約60分です。
1次面接を通過すれば、よほどのことがない限りは内定が出ます。
そのため、1次面接と2次面接の回答内容に大きなギャップがないよう注意しましょう。
この段階では「適性あり」と判断されていることがほとんです。
そのため、2次面接は入社にあたっての「覚悟」や「熱意」が問われます。
具体的には「なぜ入社したいのか」「入社後どうなりたいのか」などの質問です。
「成長したい」というキーワードを入れて回答すると好印象を持ってもらえます。
ただし、あくまで基本の流れで、エリアや募集状況に応じてさまざまな選考パターンがあります。
このほかにも、自分の強みなども聞かれることも少なくありません。
面接が先に進むほど「具体的なエピソード」や「なぜそう思うのか」など、回答に対して深掘りされることが多くなります。
しっかりと答えられるよう準備しておく必要があります。
リクルート契約社員に関するよくある質問
転職希望者からよくある質問をまとめました。
- 契約社員でも福利厚生はありますか?
- 契約社員から社員登用される人はどれくらいいますか?
- 3年後の進路はどのような企業に転職していますか?
- 実績が出せなければ契約の途中で打ち切られることはありますか?
それぞれの質問に回答します。
契約社員でも福利厚生はありますか?
はい、使えます。
契約社員は福利厚生がないと思っている方もいますが、健康保険や雇用保険などの各種保険をはじめ、有給休暇も初年度から15日使用可能です。
次のような福利厚生が利用できます。
【休暇制度】
- GW休暇
- 夏季休暇
- 年末年始休暇
- 慶弔休暇
- 産前・産後休暇
- 育児休暇
- 介護休暇
【待遇・福利厚生】
- 賞与(年2回)
- 社会保険完備
- 交通費支給
- 表彰制度
契約社員から社員登用される人はどれくらいいますか?
おおよそ40%です。
契約満了後のキャリア・進路は以下のような割合です。
契約満了後の進路 | 割合 |
---|---|
社員登用 | 40% |
他の会社に転職(グループ会社含む) | 40% |
独立 | 10% |
その他(結婚、留学など) | 10% |
3年後の進路はどのような企業に転職していますか?
リクルートグループの別会社が多いです。
職種としては営業系が一番多いのですが、他にも以下のような職種に就く人もいます。
- クリエイティブ職
- マーケティング
- 企画職
- 一般事務職職
実績が出せなければ契約の途中で打ち切られることはありますか?
基本的にはありません
原則は3年契約です。
契約期間中は、本人の意向を無視して一方的に打ち切ることはありません。
ただし、勤務態度が著しく悪い場合は、打ち切られる可能性もあります。
真面目に仕事をしていれば、よほどのことがない限り、成績に関係なく3年間は勤務できるので安心してください。
リクルート契約社員になるには転職エージェントの利用がおすすめ
リクルート契約社員の採用は、転職難易度は高めです。
しかし、しっかりと面接準備をすれば合格率は飛躍的に上がります。
なんとしても成功させたい方は、転職エージェントの利用がおすすめです。
利用するメリット3つあります。
- 無料で利用できる
- 社内事情に詳しい
- プロのアドバイザーによる転職サポートが受けられる
詳しく解説します。
無料で利用できる
転職エージェントの利用は無料です
専属のアドバイザーがつくので有料だと思っている人も少なくありません。
転職エージェントのビジネスモデルは、応募者が採用されたら企業から報酬を受け取る仕組みです。
そのため、利用者からはお金をもらいません。
全てのサービスが無料で受けられます。
社内事情に詳しい
自分で探しても、なかなか社内事情までは調べらません。
良さそうだと思って入社しても「イメージと違った」など、ミスマッチになるケースも多くあります。
しかし、転職エージェントでは、アドバイザーが人事担当者と話をしているので、社内の雰囲気などを知っているのです。
また「どのような人材を求めているのか」や「面接でよく聞かれる質問」なども教えてもらえます。
情報を知れば対策がしやすくなりますね。
プロのアドバイザーによる転職サポートが受けられる
最大のメリットは、転職に関するサポートやアドバイスをしてもらえることです。
リクルート契約社員の面接は、スキルや経験よりも内面が重視されています。
そのため、ひとりでは対策がむずかしいでしょう。
内部事情に詳しいアドバイザーにサポートしてもらえることは、大きなメリットです。
どの転職エージェントを使えば良いかわからない人には「転職エージェントナビ」をおすすめします。
あなたのキャリアや性格などの情報をもとに、キャリアアドバイザーを紹介してくれるので、初めての転職でも安心です。
転職エージェントどこが良いの?そんなあなたへ【転職エージェントナビ】
まとめ
リクルート契約社員は「3年間しか働けない」のではなく「3年後を見据えた研修期間」と考えましょう。
「3年間で営業力を徹底的に身につけて次のステップに進んで欲しい」という理念のもと、あえて3年という期間制限を設けているのです。
そのため、将来の目標がある人にはおすすめの働き方と言えるでしょう。
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